プロ野球歴代選手名鑑

引退/退団したプロ野球選手のプロフィールや一軍・二軍成績を紹介するブログです

背尾伊洋(近鉄/巨人)

背尾 伊洋

せお・よしひろ
生年月日:1973年8月15日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:181cm/82kg
ポジション:投手
出身  :大阪府
ドラフト:1991年5位
経歴  :大阪桐蔭高校-近鉄バファローズ(1992~1998途)-読売ジャイアンツ(1998途~2000)
球種  :ストレート、シュート、縦に割れるカーブ、シンカー、スライダー

選手概要

右腕。

アマチュア時代

中学生時代にノーヒットノーランを5回達成。

大阪桐蔭高校では3年春夏に甲子園へ出場。夏は優勝を果たした。また、3年夏の府大会では5回戦で16奪三振、準決勝では15奪三振を記録した。当時の同級生に萩原誠、1学年下に渕脇芳行などがいる。

1991年にドラフト5位で近鉄へ入団。「高校生離れした剛球を投げる」という前評判だった。

近鉄1年目~3年目

1年目の1992年は二軍で17試合に登板。2勝2敗、防御率4.72を記録した。

2年目の1993年は二軍で13試合に登板。1勝6敗、防御率6.08を記録した。同年はアメリカのルーキーリーグへ派遣され、ここでは4勝4敗、防御率2.37を記録した。

3年目の1994年は二軍で20試合に登板。4勝8敗、防御率4.60を記録した。

近鉄4年目~6年目

4年目の1995年は二軍で29試合に登板。8勝5敗1セーブ、防御率3.39を記録した。同年にフォームをサイドスローへ変更。

5年目の1996年に一軍デビュー。18試合に登板し、1勝2敗、防御率3.67を記録した。ちなみにこの1勝は完封勝利だった。二軍では6試合に登板。2勝1敗、防御率3.00を記録した。

6年目の1997年は4試合に登板。0勝0敗、防御率0.00を記録した。二軍では18試合に登板。4勝1敗、1セーブ、防御率3.34を記録した。

巨人時代

7年目の1998年5月25日に、トレードで南真一郎と共に巨人へ移籍。交換相手は大森剛だった。

同年は二軍で2試合に登板。0勝1敗、防御率9.53を記録した。この年は後半戦で右肘を手術したこともあり、登板数が少なかった。

翌1999年は二軍で2試合に登板。0勝0敗、防御率27.00を記録した。同年は右肘のリハビリに努めたこともあり、2年続けて登板数が増えなかった。

翌2000年は二軍で8試合に登板。2勝1敗、防御率2.70を記録した。

同年限りで巨人を退団。

選手分析

投法:サイドスロー転向後は「斎藤雅樹に似たフォーム」と言われた。
長所:肩が出来上がるのが早いため、リリーフとして期待されていた。
球種:シュートを武器とした。他に縦に割れるカーブ、シンカー、スライダーも投げた。

エピソード

・甲子園で松井秀喜を4打数無安打に抑えたことが話題となった。

 

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【1991年近鉄ドラフト指名選手】
1位:高村祐
2位:江坂政明
3位:品田操士
4位:中村紀洋
5位:背尾伊洋
6位:森山一人
7位:上山勲
新外国人:デービス ビーン