加藤 斌
かとう・たけし
生年月日:1944年5月21日
投打 :右投げ右打ち
身長/体重:180cm/74kg
ポジション:投手
出身 :栃木県
ドラフト:なし
経歴 :作新学院高校-中日ドラゴンズ(1963~1964)
持ち球 :ストレート、カーブ、シュート
選手概要
波乱万丈な野球人生を歩んだ右腕。
アマチュア時代
作新学院高校時代は、八木沢壮六の控え投手だった。3年夏はその八木沢の活躍により甲子園へ進んだが、開会式当日に赤痢により八木沢が入院。代わりに加藤が投げることとなった。すると、5完投勝利を記録する好投を見せ、見事優勝。
大会のあとは一躍時の人となり、各球団により争奪戦が繰り広げられた。その後、中日がコーチと加藤の姉をお見合いさせ、結婚するという方法を使い、中日へ入団。「内角を突くシュートに威力がある」という前評判だった。
中日時代
1年目の1963年は4試合に登板。1勝0敗、防御率1.00を記録した。
2年目の1964年は31試合と登板増。2勝4敗、防御率4.96を希望した。同年は4月16日に大洋を相手に完封勝利を挙げるなど、活躍を見せた。
突然の逝去
飛躍が期待されたが、1965年1月3日、地元・栃木県で車を運転していたときにブロック塀へ衝突。搬送先の病院で逝去した。まだ20歳の若さだった。
選手分析
投法:スリークォーター。
球種:ストレート、浮かび上がるようなカーブ、沈むシュートを投げた。