プロ野球歴代選手名鑑

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吉田裕太(ロッテ)

吉田 裕太

よしだ・ゆうた
生年月日:1991年7月21日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:183cm/99kg
ポジション:捕手
出身  :千葉県
ドラフト:2013年2位
経歴  :日本大学第三高等学校-立正大学-千葉ロッテマリーンズ(2014~2022)

選手概要

パワーと強肩を持った捕手。

高校時代は同い年の関谷亮太、一学年下の山崎福也らと共にプレー。3年夏には甲子園にも出場した。さらに大学では日米野球の日本代表メンバーに選ばれたことも。

こうした豊富な実績から、2013年のドラフトでロッテから2位指名を受け、入団。里崎智也の後釜不在のなか、次世代を担う捕手として注目された。

1年目~3年目

1年目の2014年はオープン戦で打率.296、1本、4打点、盗塁阻止率.500を記録し、開幕一軍を勝ち取ると、開幕戦に出場するなどチャンスを貰った。

しかし、田村龍弘と併用されることが多くなり、最終的には50試合、打率.220、2本、7打点、盗塁阻止率.257といまひとつの成績に。

この年の132打席で四球2という成績からもわかるとおり、パワーはある程度あるものの、選球眼が悪かった。肩も強いものの、送球が乱れることがあり、それが盗塁阻止率の低さに繋がっているように見えた。

2年目の2015年も田村と併用され、65試合、打率.227、1本、9打点、盗塁阻止率.231といまひとつの成績に。田村の盗塁阻止率が4割台だったことなどを考えると、守備面で負けているように見えた。

3年目の2016年になると、田村が正捕手に固定され、完全にポジションを奪われた。これに焦ったか、24試合、35打席で打率.000と重度の打撃不振に。盗塁阻止率も.182と低かった。

この辺りから打撃の荒さや前述の選球眼の悪さが顕著になり、打率が2割を切る年が増えている。

4年目~退団まで

4年目の2017年は61試合に出場し、盗塁阻止率.368と盛り返し、二塁打7、本塁打3と長打をよく打ったが、打率.170と確実性を欠いてしまった。

このまま出場機会を増やしたい5年目の2018年だったが、8試合の出場に終わり、打率も.100。6年目の2019年は田村の故障離脱でチャンスを貰ったが、自身も怪我をして32試合出場に留まった。

翌2020年も怪我の影響で1試合のみの出場。2021年も7月に関節の手術を受けた影響で7試合の出場に終わり、2022年に出場数が0に終わると、オフに戦力外通告を受けた。

晩年は度重なる故障で試合に出られなかった印象が強い。打撃の確実性や送球の不安定さこそあったが、万全の状態であれば二番手捕手として試合に出られたように思うが。

 

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