プロ野球歴代選手名鑑

引退/退団したプロ野球選手のプロフィールや一軍・二軍成績を紹介するブログです

井上貴朗(阪神/ロッテ)

井上 貴朗

いのうえ・たかお
生年月日:1975年7月16日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:182cm/82kg
ポジション:投手
出身  :千葉県
ドラフト:1993年5位
経歴  :佐倉高校-阪神タイガース(1994〜2001)-千葉ロッテマリーンズ(2002〜2003)
持ち球 :ストレート、縦に割れるカーブ、スライダー、フォーク、2001年辺りからシュートも

選手概要

右腕。

小学生時代は遊撃手としてプレー。中学生時代に投手へ転向。

佐倉高校では1年生の時に新人戦でノーヒットノーランを達成するなど、早くから頭角を現した。エースとして活躍したが、甲子園出場はなし。

1993年にドラフト5位で阪神へ入団。「独特のカーブが武器」という前評判で、長嶋茂雄の後輩であることも話題を呼んだ。

阪神1年目~3年目

1年目の1994年は二軍で18試合に登板。4勝5敗、防御率2.39を記録し、ウエスタンリーグ最優秀防御率に輝いた。同年はジュニアオールスターにも出場。

2年目の1995年に一軍デビュー。8試合に登板し、0勝0敗、防御率3.38を記録した。二軍では17試合に登板。3勝6敗1セーブ、防御率4.03を記録した。

3年目の1996年は6試合に登板。0勝0敗、防御率3.86を記録した。二軍では20試合に登板。6勝5敗2セーブ、防御率3.59を記録した。

阪神4年目~5年目

4年目の1997年は2試合に登板。0勝0敗、防御率0.00を記録した。二軍では16試合に登板。5勝4敗、防御率2.70を記録した。同年は一軍・二軍共に好成績を残したが、なかなかチャンスを貰えなった。

5年目の1998年は先発11試合、リリーフ16試合、合計27試合に登板。2勝9敗、防御率4.03を記録した。

阪神6年目~8年目

6年目の1999年は一軍登板なし。二軍では20試合に登板。6勝2敗2セーブ、防御率2.34を記録し、最優秀防御率と最高勝率に輝いた。さらにウエスタンリーグ優秀投手賞と殊勲賞も獲得している。

7年目の2000年は二軍で17試合に登板。5勝7敗1セーブ、防御率3.57を記録した。

8年目の2001年は二軍で30試合に登板。6勝0敗2セーブ、防御率2.81を記録した。

好成績を残したが一軍登板はなく、オフに自由契約となった。

テストを受けてロッテへ入団。

ロッテ時代

翌2002年は2試合に登板。1勝0敗、防御率2.84を記録した。

同年は9月11日のオリックス戦で1504日ぶりの勝利を挙げたが、その後、練習中に打球を受けたために登板機会がなかった。二軍では28試合に登板。5勝8敗4セーブ、防御率3.12を記録した。

翌2003年は9試合に登板。0勝1敗、防御率4.76を記録した。二軍では26試合に登板。3勝1敗、防御率4.06を記録した。

同年オフに自由契約となり、ロッテを退団。

トライアウトを受けたが獲得球団はなく、現役を引退。

引退後

翌2004年~2007年は巨人で打撃投手を務めた。

以降は飲食店の経営に携わるなどしたあと、山本特殊鋼株式会社へ入社した。

選手分析

球種:縦に割れるカーブを投げた。その後、スライダー、フォークも投げ始め、2001年辺りからはシュートも投げている。
フォーム:「素直なフォーム」「オーソドックスなフォーム」と言われた。


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