プロ野球歴代選手名鑑

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ロメロ(中日/ロッテ)

エンニー・ロメロ

ロメロ Enny Romero
生年月日:1991年1月24日
投打  :左投げ右打ち
身長/体重:190cm/103kg
ポジション:投手
出身  :ドミニカ
ドラフト:なし
経歴  :レイズ-ナショナルズ-パイレーツ-ロイヤルズ-中日ドラゴンズ(2019~2020)-千葉ロッテマリーンズ(2021途~2022)
球種  :ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ

選手概要

ドミニカ出身の先発左腕。

メジャーではリリーフとして投げており、2016年にはレイズで52試合、2017年にはナショナルズで53試合に登板するなどした。

2019年に森繁和が発掘し、中日へ入団。平均球速157.7kmの速球派左腕という前評判で注目を集めた。

中日時代

1年目の2019年は21試合に登板し、8勝10敗、防御率4.26という成績。外国人枠の関係で二軍落ちすることもあったが、ローテーションの一角として仕事を果たした。また、最速157kmを計測するなどストレートは前評判どおり速く、三振もよく奪っていた。

しかし、116回1/3を投げて被本塁打19本と一発病が目立ち、与四球率も4.26と制球もいまひとつ。どうも右打者を苦手としており、右打者を相手に本塁打を打たれたり、四球を与える場面が目立った。

2年目の2020年は前年以上の活躍を見せたかったものの、いきなりオープン戦で左肩の張りを訴えて降板。そのままアメリカで左肩関節クリーニング手術を受け、以降はリハビリ生活となった。

結局シーズン中に復帰することはなく、オフに自由契約に。その後、ドジャースのマイナー、メキシコリーグと移籍し、2021年6月にロッテへ入団した。

ロッテ時代

この年は4試合に先発登板。1勝0敗と勝ち星は少なかったが、防御率1.54と結果を残した。

翌2022年は20試合に先発登板し、8勝9敗、防御率3.36という成績。ロッテでは中日時代よりも被本塁打や与四球が減り、比較的安定した投球を見せられているという印象だった。

しかし、シーズン前半戦と比べ、後半戦で打ち込まれる試合が目立ったことが悪印象だったか、オフに自由契約となった。

退団後は韓国のSSGランダースへ入団したが、またも左肩に痛みが生じたようだ。ロッテ退団は怪我を不安視されたこともあるのかもしれない。

余談だが中日時代、陽岱鋼にホームランを打たれたあと、悔しさのあまりグラブをマウンドに叩きつけたことが話題となった。

 

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