プロ野球歴代選手名鑑

歴代のプロ野球選手を紹介するブログです

久保寺雄二(南海)

久保寺 雄二

くぼでら・ゆうじ
生年月日:1958年7月18日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:176cm/72kg
ポジション:内野手/外野手
出身  :静岡県
ドラフト:1976年2位
経歴  :静岡商業高校-南海ホークス(1977~1984)

一軍成績

※空白欄は成績不明

選手概要

若くして逝去した内外野手。

静岡商業高校時代は1年生の時からレギュラーとなり、1年夏に甲子園へ出場。準々決勝で前橋工業高校に敗退。2年春にも甲子園へ出場したが、準々決勝で報徳学園に敗れた。当時の2年先輩に高橋三千丈、同級生に大石大二郎らがいる。

1976年にドラフト2位で南海へ入団。「シャープな打撃を見せる遊撃手」という前評判だった。

プロ1年目~5年目

1年目の1977年は11試合に出場。2打数1安打、打率.500、0本、0打点を記録した。二軍では59試合に出場。規定打席に到達し、打率.258、2本、14打点、11盗塁を記録した。

2年目の1978年は104試合に出場。打率.204、6本、20打点を記録した。同年は河埜敬幸と定岡智秋の怪我もあったため、二塁、三塁、遊撃、外野と幅広いポジションを守り、高卒2年目ながらユーティリティとして定着。7盗塁と脚の速さも見せた。

3年目の1979年は81試合に出場。打率.240、1本、15打点を記録した。同年オフ、中日へトレードされる話も出たようだが、結局実現はせずに残留。

4年目の1980年は118試合に出場。初となる規定打席に立ち、打率.292、4本、32打点を記録した。

5年目の1981年は109試合に出場。打率.247、9本、47打点を記録した。

プロ6年目~急逝

6年目の1982年は112試合に出場。打率.264、4本、31打点を記録した。

7年目の1983年は123試合に出場し、打率.263、11本、45打点を記録。前年までは外野手としての出番が多かったが、同年は藤原満の後釜として三塁のポジションに固定された。

8年目の1984年は112試合に出場し、打率.272、9本、49打点を記録。同年は三塁と遊撃を守った。

しかし、翌1985年開幕前の1月4日、急性心不全により逝去。静岡県の実家に帰省していた最中のことで、まだ26歳の若さだった。

選手分析

・前述したとおり、入団時は「シャープな打撃」と言われたが、プロ2年目には「パンチ力がある打撃」という寸評に変わった。1980年にはリーグ最多となる29二塁打を記録しており、5番を任されることもあった。

 

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1984年退団選手一覧へ

【1976年 南海ドラフト指名選手】
1位:武藤一邦(入団拒否)
2位:久保寺雄二
3位:唐木祥一(入団拒否)
4位:村上之宏
5位:相方裕二
6位:上野克二
ドラフト外:山本和樹竹原比呂志
新外国人:ピアース