福田 功
ふくだ・いさお
生年月日：1953年6月28日
投打 ：右投げ右打ち
身長/体重：178cm/72kg
ポジション：捕手
出身 ：奈良県
ドラフト：1975年5位
経歴 ：郡山高校-中央大学-中日ドラゴンズ（1976～1982）
※一軍出場なし
選手概要
スタッフや指導者として、長くプロ野球に携わった捕手。
天理二階小学校時代に野球を始めたが、この頃から捕手だった。
郡山高校では主将を務め、3年生の時に春夏連続で甲子園へ出場。
卒業後は中央大学へ進学。同期の田村政雄とバッテリーを組み、3年生の時に明治神宮大会で優勝、4年生の時にアジア野球選手権大会日本代表に選ばれるなどの活躍。同期では他に行沢久隆などがいた。
1975年にドラフト5位で中日へ入団。打力は弱いがリードが良いという前評判だった。
プロ1年目～引退まで
1年目の1976年は二軍で21試合に出場。打率.191、0本を記録した。同年に肩痛を発症。
2年目の1977年は二軍で19試合に出場。打率.138、0本、1打点を記録した。
3年目の1978年は二軍で27試合に出場。打率.222、0本、5打点を記録した。
4年目の1979年は二軍で8試合に出場。打率.214、0本、1打点を記録した。
5年目の1980年は二軍で1試合に出場。打率.000、0本、0打点を記録した。
6年目の1981年は背番号が「22」から「66」へ変更に。同年は選手登録ではあるものの試合出場はなく、ブルペン捕手を務めることになった。コーチ補佐としても働き「将来の幹部候補」と選手名鑑には書かれている。
7年目の1982年も選手登録ながら出場はなく、ブルペン捕手、コーチ補佐として働いた。
同年限りで選手を辞め、正式に球団スタッフへ転身。選手としては1年目に肩を痛めたことが致命傷となり、一軍出場なし。二軍でもなかなか試合に出られなかった。
球団スタッフ・指導者として
引退後は中日で球団マネジャーを務めていたが、1990年に中日の二軍監督へ就任。1992年まで務めたあと、1993年～1994年は一軍作戦・バッテリーコーチ、1995年は二軍バッテリーコーチを務めた。
1996年～1997年はフロント入りし、総務を経験。
1998年～1999年は一軍総合コーチ、2000年は二軍ヘッドコーチ、2001年は一軍バッテリーコーチ、2002年は一軍バッテリー総合コーチを務めた。同年オフに中日を退団。
2003年～2004年は横浜で一軍バッテリーコーチ、2005年は一軍ヘッドコーチを務めた。同年シーズン途中に体調不良のため休養し、オフに横浜を退団。
横浜では相川亮二を育て上げ、相川から「あの人（福田）がいたから、今の自分がある」とまで言われた。
2007年～2008年は北京五輪野球日本代表のスコアラーを担当。
2010年～2011年は阪神で編成部課長を務めた。
2012年～2019年は楽天のチーム統括本部で勤務した。
エピソード
・郡山高校時代はクラスでも5本の指に入る秀才で、京都大学志望とも言われていた。
・プロ3年目から既に「将来の指導者候補」と選手名鑑に書かれるほど、球団から期待されていた。
・唐紙張りという特技を持っていた。
