ショーン・ノリン
ノリン Sean Nolin
生年月日:1989年12月26日
投打 :左投げ左打ち
身長/体重:193cm/113kg
ポジション:投手
出身 :アメリカ
ドラフト:なし
経歴 :ブルージェイズ-アスレチックス-埼玉西武ライオンズ(2020)
球種 :ストレート、カーブ、チェンジアップ、スライダー
選手概要
異色の外国人左腕。
アメリカではブルージェイズやアスレチックスで投げたが、メジャー通算8試合のみの登板。その後、ロッキーズの2Aや米独立リーグ、マリナーズ3Aなどを経て、2020年に西武へ入団した。
前年のマリナーズ3Aでの成績は15試合、6勝4敗、防御率4.76という平凡なものだったが、技巧派として注目された。
NPB時代
しかし、シーズンが開幕すると、左肩のコンディション不良で投げられず。ようやく8月に復帰すると同月29日に一軍へ昇格し、6回3失点の投球で来日初勝利を飾った。
ストレートこそ速くないものの、カーブとチェンジアップの緩急の差で勝負するタイプの投手。
だが、なんと言っても注目すべきはそのフォーム。オーバースロー、サイドスロー、トルネード投法と投げ方を変え、時にはクイックや2段モーションで投げてタイミングをずらすなど、打者を幻惑させることに特化したフォームだった。
次の先発登板でも6回2失点と試合を作ったが、白星はつかず。その後、2試合連続で打ち込まれて負け投手になると、5回目の登板の際に左肩に張りを訴えて降板。翌日に二軍落ちすると以降登板がなく、オフに自由契約となった。
なんとも面白い投手だったが、立て続けに怪我をしたことは残念。炎上した試合こそあったものの、奪三振率8.86とほぼ1イニングに1つの三振を奪うなど、ポテンシャルを持っていたことは確か。もっと見ていたい投手だったが。
NPB退団後
退団後は2021年にナショナルズ、2022年に韓国・起亜タイガースで投げた。