松井 雅人
まつい・まさと
生年月日:1987年11月19日
投打 :右投げ左打ち
身長/体重:179cm/81kg
ポジション:捕手
出身 :群馬県
ドラフト:2009年7位
経歴 :桐生第一高校-上武大学-中日ドラゴンズ(2010~2019途)-オリックス・バファローズ(2019途~2022)
選手概要
俊足捕手。
高校時代は捕手として春の選抜や夏の甲子園に出場。大学時代は足を活かし、1番や2番として活躍した。ちなみにこの時の同期に安達了一がいる。
2009年のドラフトで7位指名を受け、中日へ入団。
中日時代
1年目ながらオープン戦にたびたび出場し、開幕を一軍で迎えた。この年は最終的に13試合、打率.071という成績だったが、谷繁元信の後釜や控え捕手として期待されているように見えた。
しかし、2年目の2011年も10試合、2012年は4試合の出場と出番が増えず。ネックとなっていた点が打撃で、2012年は二軍でも52試合で打率.114、0本、7打点とかなり深刻な打力不足が窺えた。
翌2013年に45試合出場と出番を増やしたが、やはり打率.143、0本、3打点と打撃が物足りず。送球や捕球技術など捕手としての守備力にはある程度の物があるだけに、最低限2割2分くらいを超える打率が欲しいところだった。
翌2014年は67試合とさらに出番を得たが、打撃は打率.176、1本と弱さは変わらず。16四球を選んでいるように「打てないならせめて四球を選ぼう」という意思は見えたが、なかなか成績が上向かない。
また、足が速いだけに転がそうという意識があったのか、それともパワー不足なのかゴロを打つ場面が比較的多いように見えた。
翌2015年も51試合に出場したが、打率.135、0本という成績。
さらに翌2016年は杉山翔大、桂依央利、武山真吾らにポジションを奪われ、わずか4試合の出場に留まった。
こうなると捕手のポジションはもう厳しいかと思われたが、翌2017年は杉山の打撃不振、桂の故障により再び出番を得て、87試合に出場。さらに翌2018年も97試合に出場した。
この辺りからようやく打撃が少し向上し、打率が2割を超えるように。また、両年とも2本塁打を記録しており、パワーも増したように見えた。
オリックス時代
翌2019年の途中に松井佑介と共にオリックスへトレード移籍。この時の相手は武田健吾と松葉貴大だった。移籍後も出番を得ることができ、同年は中日で20試合、オリックスで24試合に出場したが、2020年は胃炎や腰痛で23試合の出場のみ。
さらに2021年、2022年は若月健矢、伏見寅威、頓宮裕真が成長したこともあり、ほぼ出番がなかった。すると2022年オフに戦力外通告を受け、現役引退を表明。
打撃にかなりの弱さを抱えていたが、捕球や送球など捕手としての技術がある程度あり、控えとしては優秀な捕手だったように思う。途中からまだ見られる打撃成績に上げてきた点も評価したい。
引退後
引退後はオリックスのスコアラーに就任。裏方としてチームを支えたい。